レンガと雑草

庭の雑草対策に「レンガ」はあり?メリットや注意点について

自宅の庭をきれいなレイアウトにしたい場合、さまざまな方法がありますが、その中でもおすすめの材料は「レンガ」です。レンガを利用することによってオシャレな庭を演出することができ、さらに雑草対策になります。

せっかくのきれいなお庭に雑草が生えてしまっていると、見栄えが悪くなってしまいます。

ここでは、レンガを利用した雑草対策ついて、そのメリットやデメリット、使用するレンガの種類などをご紹介していきます。

雑草対策ついてはこちらを参照ください。

レンガで庭の雑草対策になる?

レンガの壁

レンガを利用して雑草対策はできるのでしょうか?結論、レンガで雑草対策は可能です。

雑草は太陽の光によって光合成が行われ、成長しますが、その太陽の光を浴びられなければ成長できません。レンガを敷き詰めることによって太陽の光を雑草に浴びさせなければ、雑草は生えてくることができないため、雑草を生えさせないようにすることができます。

レンガ以外でも雑草対策はできますが、レンガを使用することによって庭をオシャレな空間にすることができるため、雑草対策もできてオシャレな庭も演出できる一石二鳥のアイテムがレンガとなります。

レンガを利用するメリット

メリット

次に、レンガを利用して雑草対策をするメリットについて見ていきましょう。

オシャレな庭になる

レンガを使った雑草対策は「オシャレな庭になる」というメリットがあります。レンガは自然な風合いや温かみを持ち、庭をオシャレな空間にしてくれることができます。美しいデザインや配置でレンガを敷くことで、庭全体が一層引き立ち、一般的な庭とは違った高級感のある庭を演出することが可能です。また、レンガのバリエーションは豊富で、色や形を選ぶことで、個性的でオリジナルな庭づくりが可能です。さらに、レンガは耐久性があり、長期間にわたって美しい状態を保つことができるため、雑草対策だけでなく、庭を美しく演出したい方にとって、レンガはおすすめの雑草対策になります。

雑草が生えてこなくなる

レンガを使った雑草対策の一番のメリットは「雑草が生えてこなくなる」という点です。レンガはしっかりと固定されて土の隙間を埋めるため、雑草の成長に適さない環境を作り出すことが可能です。雑草は通常、先述したように光合成を行うことや、土壌中の栄養分や水分を利用して成長しますが、レンガの敷き詰められた場所では根を伸ばすスペースが限られるため、雑草の生育を阻止することが可能です。

レンガを使った雑草対策は手入れが少なくて済むという点でもおすすめできます。他の雑草対策方法よりも長期間にわたって効果が持続し、定期的な除草作業が不要となります。また、雑草が生えにくい環境が整うことで庭全体が美しく整った印象を与えることができます。レンガを使った雑草対策は、雑草対策が面倒だと思っている方や、手間暇をかけたくないと思っている方にとってもおすすめの対策方法です。

自分でも対策できる

レンガを使った雑草対策は、「自分でDIYできる」という大きなメリットがあります。レンガはホームセンターなどで市販されているため簡単に手に入れることができ、サイズや形状のバリエーションも豊富です。そのため、必要な数やデザインに合わせて購入し、自分で簡単に敷き詰めることができます。

DIYで雑草対策を行うことで、プロに施工を依頼するよりも費用を節約することができます。また、自分の好みやセンスに合わせてデザインを決めることができるため、オリジナルの雰囲気を持つ庭を作ることができます。

レンガを使った雑草対策は、特別な道具はそこまで必要としないため、初心者でも取り組みやすい方法です。DIYの達成感や満足感を味わいながら、自分の手で庭を美しく整えることができるため、DIYしたい方にとってはおすすめの方法と言えるでしょう。

手入れが簡単でメンテナンスの必要性が少ないため、自分でDIYできるレンガの雑草対策は、オシャレな庭を簡単に実現したい方におすすめです。

レンガで対策するデメリット

デメリット

次に、レンガを利用した雑草対策のデメリットについても見ていきましょう。

DIYだと結構苦労する

レンガを使った雑草対策をDIYで行う際のデメリットとして、「結構苦労する」という点が挙げられます。まず、レンガを正確に配置するためには、一定の技術や知識が必要です。レンガを均等に敷き詰めるには水平や垂直のバランスを考慮しなければならず、プロの道具がなくても施工はできますが、キレイに施工するのは苦労するかもしれません。

また、レンガは一つ一つが重く、運搬や設置の作業が体力を必要とします。大量のレンガを持ち運ぶことは結構大変な作業となるでしょう。

さらに、DIYでの雑草対策は時間と手間がかかることもデメリットです。レンガの配置や固定には手間暇がかかり、短時間で完成させることは難しいかもしれません。DIYの経験が少ない場合、作業が予想以上に難航することも考えられるでしょう。

DIYでレンガを使った雑草対策を行う場合は、必要な道具や知識を身につけることが重要です。大変だと感じるときは、プロに依頼することで、手間や労力を省くことができるでしょう。

永久的に生えてこないわけではない

レンガを使った雑草対策のデメリットとして、「永久的に生えてこないわけではない」という点があります。

レンガを敷いて雑草の侵入を防ぐことは一定の効果がありますが、完全に雑草が生えないというわけではありません。特にレンガとレンガの間や隙間から雑草が成長してくることがあります。また、レンガの表面や継ぎ目に土や落ち葉がたまり、そこから雑草の根が生えてくることもあります。定期的な手入れが必要であり、放っておくと再び雑草が生えてくる可能性があります。

レンガの配置が不十分だったり、不適切な場所に設置したりした場合、雑草が簡単に侵入してしまうかもしれません。雑草対策は一度だけで完了するものではなく、定期的なメンテナンスが必要となるため、効果を持続させるためには、定期的な確認と手入れと言えるでしょう。

レンガの種類

レンガ

次に、レンガの種類について確認していきましょう。

普通レンガ

普通レンガは雑草対策に広く利用されるタイプのレンガです。コンクリートを主成分とし、耐久性が高く、安価なため一般的に使われています。サイズや形状も標準化されており、敷き詰めやすい特徴があります。普通レンガはシンプルなデザインで、庭や花壇のアクセントとしても適しています。

エコレンガ

エコレンガは環境に配慮した雑草対策に適したレンガです。再生プラスチックや廃材を原料として製造されています。軽量で取り扱いが簡単でありながら、耐久性があります。また、通気性があるため、土壌に水や養分が行き渡り、植物の生育にも適しています。

アンティークレンガ

アンティークレンガは風合いや味わいがあり、レトロな雰囲気を演出できるレンガです。新しく作られたレンガに人工的な古びた風合いを付けており、庭や敷地をオシャレな空間にしてくれます。雑草対策としてアンティークレンガを利用することで、美しい庭やエリアを創りながら、雑草の侵入を防止する効果を持ちます。

軽量レンガ

軽量レンガはその名の通り通常のレンガよりも軽いレンガで、DIYをして施工する場合には軽量なので持ち運びやすく、女性でも施工しやすいという特徴を持ちます。自分でDIYする場合には、このような軽量レンガも

レンガで庭の雑草対策をする流れ

レンガのアップ

次に、レンガで庭の雑草対策をする流れについてご紹介していきます。

レンガや道具を用意する

まずは、レンガを利用した雑草対策の準備を行うため、道具やレンガを用意します。

レンガは種類によってサイズや色などが異なるため、使用する場所や目的に合わせて購入しましょう。そして、レンガを置く場所を整地するためのスコップやシャベルなどが必要です。

また、レンガを敷く前には砕石や砂を敷くことが必要となるため、それらの材料も用意しておきましょう。

レンガを置く場所を整地する

次に、レンガを置く場所を整地します。平らにならなければレンガを敷き詰めても崩れたりズレてきてしまったりするため、整地は重要です。余計な石や砂、ゴミなどが無いようにまずはレンガを置く場所をキレイにして、スコップやシャベルを利用して地面を平らにしましょう。

境界レンガを施工

境界レンガは、庭や庭園、花壇などの境界を整えるために使用されるレンガのことを指します。一般的に、長方形の形状をした小型のレンガで、幅が狭く、縦長のデザインが特徴です。境界レンガは、地面に埋め込んで使用することが一般的で、庭や花壇のエッジ部分を美しく整えたり、異なるエリアを区切ったりするために使われます。この境界レンガをまずは施工し、区切りを作るようなイメージとなります。

砂を施工

次に、レンガを敷き詰める部分の下に砂を施工します。

レンガを利用した雑草対策では、レンガの下に砂を施工することが重要です。砂を敷くことで、レンガが安定し、地面が均等になります。また、砂は雑草の根を抑える働きもあり、雑草の侵入を防ぎます。

レンガの下に砂を敷くことで、雑草の生えにくい基盤を作り、美しい庭や花壇を長期間にわたって維持することができます。砂の施工はDIYで行える手軽な作業ですが、適切な量の砂を均等に敷くことがポイントです。

タイルレンガを施工

最後にタイルレンガを施工します。

砂を敷き詰めた部分に対してタイルレンガを施工し、隙間ができないように施工していきます。タイルレンガを敷き詰めていくことでキレイな庭を演出することができ、雑草が生えてこなくなる環境を作ることができます。

レンガを施工する際の注意点

注意

次に、レンガを施工する際の注意点についても見ていきましょう。

レンガがズレないようにする

レンガを利用した雑草対策では、レンガがズレないように注意が必要です。レンガ同士がズレると、隙間ができて雑草が生え込む可能性が高まります。レンガを敷く際には、しっかりと整地し、必要に応じて土や砂を下に敷いて水平に配置しましょう。また、レンガ同士を固定するために砂やセメントを利用する方法もあります。

レンガを水平にしよう

レンガを利用する場合、レンガを水平にすることが注意点の一つとして挙げられます。レンガを水平に敷くことで、しっかり密着でき隙間をできにくくすることが可能です。レンガが水平にならないと不安定な配置となり、雑草の侵入を許してしまう可能性がありますので注意しましょう。

レンガの置き方(デザイン)について

ポイント

レンガの置き方には、いくつかのデザインパターンがあります。

例えば、「ジャックオンジャック」は、レンガを交互にずらして積み上げる方法で、美しい模様を作り出します。また、「バスケットウィーブ」は、レンガを編み込むように配置して、網目模様を表現します。

「ストレッチャーボンド」は、レンガを縦に積み上げるシンプルな方法で、クラシックな雰囲気を演出します。

他にも「べディングフェース」は、レンガを斜めに配置して、美しい斜め模様を形成し、「ハーフアンドバスケット」は、レンガを半分に切って交互に積む方法で、独特の立体感を持っています。

このようなデザインパターンを使ってレンガを配置することで、庭や敷地に個性的で魅力的な雰囲気を演出できます。

レンガチップという方法もある

レンガチップ

最後に、レンガチップという方法がありますので、ご紹介していきます。

レンガチップとは?

レンガチップは、その名の通りレンガをチップ状に細かく砕いたもので、庭の雑草対策としても利用できる材料です。通常のレンガを敷き詰める方法とは異なり、レンガチップをまくだけなので簡単に雑草対策ができます。

レンガチップ施工には「防草シート」を

レンガチップ施工をする場合、そのままレンガチップをまいただけでは雑草が隙間から生えてしまう可能性があるため、レンガチップを利用する際には、防草シートを下に敷き、雑草が隙間から生えてこないようにすることがおすすめです。

まとめ:レンガを利用してオシャレな庭で雑草対策しよう

ここまで、レンガを利用した雑草対策についてご紹介してきました。通常の雑草対策は自分で雑草を抜いたり除草剤をまいたりする一時的な方法ですが、レンガを利用することで長い期間雑草を生えさせないようにすることができます。

レンガ以外にも人工芝などを利用した長期的な雑草対策がありますので、ぜひ参考にして下さい。

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