人工芝を利用してお庭のレイアウトを変更したいとき、オシャレなお庭にするにはどのような施工が良いのでしょうか?人工芝との組み合わせには、さまざまなものがありますが、ここでは人工芝と砂利を組み合わせたときにおすすめの施工方法などをご紹介しています。砂利以外にも人工芝との組み合わせは多数あり、そのあたりもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
人工芝との組み合わせにおすすめなもの

まずは、人工芝と組み合わせをするのにおすすめのものをご紹介していきます。
レンガ
人工芝とレンガの組み合わせは抜群です。レンガはただ人工芝と組み合わせるだけではなく、砂利と組み合わせたいときにレンガを仕切りとして利用することもで、万能です。
レンガと人工芝の組み合わせのメリットは、まずは見栄えが良くなるということと、砂利や砂、土が人工芝へ流れるのを防いでくれるということ、そして、好きな形に仕切りを作れるということがメリットです。
何と言っても人工芝とレンガの組み合わせは見栄えが良いため、機能性の部分だけで選ぶのではなく、単にキレイに見えるからという理由でレンガと組み合わせるという選択をしても良いでしょう。
また、例えば花壇を設置したいという方や、マンホールなど人工芝を上に敷けない部分が一部分あるという場合にも、レンガでの組み合わせをすることで見栄えも施工もキレイにできるでしょう。
コンクリート
人工芝とコンクリートも素敵なレイアウトにすることができます。人工芝は一般的には砂利と組み合わせる庭が多いですが、スタイリッシュなレイアウトにしたい場合には、コンクリートと人工芝を組み合わせたレイアウトもおすすめです。
コンクリートだけのお庭だと、無機質で冷たい感じの庭になってしまいますが、人工芝との組み合わせで一気にスタイリッシュなお庭に変化します。
コンクリートだけで駐車場など、面積が広い場所に施工する際には、ひび割れ防止のための目地を作る必要がありますが、その目地の部分に人工芝を施工することで、見栄えが良くなり、オシャレな空間にすることができます。人工芝なら目地に利用する場合でも枯れる心配がないため安心です。
砂利
そして、人工芝の組み合わせとして砂利を選ぶかたも多いでしょう。人工芝と砂利は組み合わせとしては最適で、キレイな人工芝を一層見栄え良く見せてくれます。ただし、人工芝と砂利の境目が明確にならないと、芝の上に砂利が転がっているような形に見えてしまい、あまり見栄えが良くない状態になってしまうため、砂利と人工芝を組み合わせる場合には、その境目をハッキリと区切ることがおすすめです。
また、人工芝と砂利の組み合わせとしては、砂利と人工芝だけでなく、砂利とコンクリート、砂利とレンガ、砂利とタイル、砂利とウッドデッキなどさまざまな組み合わせが楽しめるのも特徴の一つです。人工芝を施工する際には、砂利との組み合わせを検討するのがおすすめです。
タイル
人工芝とタイルの組み合わせもおすすめです。人工芝とタイルの組み合わせは、それぞれ単体で利用するときよりも、組み合わせることで見栄えがとても良くなります。人工芝を敷きたい理由はさまざまですが、もし、景観を良くすることが目的であれば、人工芝だけを敷くよりも、タイルとの組み合わせをすることでより一層景観が良くなります。
タイルを組み合わせることで、意外な利点があります。それは、バーベキューなどをするときに最適ということです。人工芝はそのままでは熱に弱い性質となるため、バーベキューなどをする際には熱が人工芝の近くにならないように工夫が必要です。しかし、タイルと組み合わせることで、直接人工芝に熱が伝わらず、人工芝を痛めることなくバーベキューをすることが出来ます。
人工芝でバーベキューについてはこちらを参照ください。
また、一方でタイルだけで利用する場合、タイルは熱に熱く、冬に冷たいというデメリットがありますが、その点でも人工芝と組み合わせることで、欠点をカバーすることが出来るでしょう。
ウッドデッキ
人工芝とウッドデッキもとても相性が良くおすすめです。
ウッドデッキも人工芝も日ごろのストレスを解消してくれるような空間となり、組み合わせることで一層景観が良く、ストレス解消してくれるような空間になるでしょう。
ウッドデッキも人工芝も自然の木や芝のような見た目になるため、都会にいても自然に囲まれたような空間になります。自分だけの開放的な空間を作りたいという方には、ウッドデッキと人工芝の組み合わせが最適でしょう。
人工芝と砂利の組み合わせでおすすめの施工

次に、人工芝と砂利の組み合わせでおすすめの施工方法についてご紹介していきます。
砂利と人工芝の境目をくっきり分ける
景観の良いお庭にするためには、人工芝と砂利の境目をハッキリ分けることが重要です。青々とした人工芝と砂利の間をハッキリ分けることでコントラストの良い見た目になり、すっきりとしたレイアウトで印象の良いお庭になるでしょう。
逆に、ハッキリ分けないことで人工芝の上に砂利が載っているような形になり、景観を損ねますので注意しましょう。
レンガで境目を作る
人工芝と砂利の境目をくっきりさせるには、レンガなどで境目を作ることも一つの方法です。レンガは人工芝とも相性がよく、人工芝の上に砂利が行かないように仕切りにすることもできますし、見た目的にも人工芝と相性が良いため、砂利と人工芝の境目にはレンガの使用がおすすめです。
レンガは直線でも曲線でも対応できるため、自由なレイアウトにできることもメリットの一つでしょう。
砂利の部分を広めに作る
人工芝を庭一面に敷きたいという方も多いと思いますが、アウトドアが好きでバーベキューを毎週のようにやりたい!という方には、人工芝の部分だけではなく、砂利の部分も広めに作ることがおすすめです。
人工芝は熱に弱いため、人工芝の上でバーベキューをすることはおすすめできません。そのため、人工芝だけではなく、砂利の部分も少し広めに空間を取ることでバーベキューをしたいときに砂利の上でできるため、人工芝のことを気にせずにバーベキューが楽しめるでしょう。
人工芝との組み合わせでおすすめの「化粧砂利」

次に、人工芝の組み合わせで利用したい「化粧砂利」についてご紹介していきます。
化粧砂利とは
化粧砂利とは、「たくさんの色がはいった景観用の砂利」のことです。
化粧砂利は、さまざまな模様や色がついた砂利となっているため、見た目にもキレイで、景観用の砂利として利用されており、赤茶色や青、白、黒といったさまざまな色があるため、お庭を自由に楽しむことができます。
人工芝とも相性が良く、人工芝で高級感のある庭にしたいときには、白の化粧砂利などを利用して施工することで、とても景観の良いお庭にすることが出来るでしょう。
化粧砂利の種類
化粧砂利の種類はさまざまですが、代表的なものには「玉石タイプ」「角石タイプ」のようなものがあります。明るく清潔感のあるお庭にしたいときには、人工芝とも相性が良い白色の「白玉砂利」が良いでしょう。白色で高級感のある庭が演出できるでしょう。
洋風な感じでオシャレにしたい方には「赤玉砂利」という赤みがかった色の砂利もありますので、周りの庭とちょっと差をつけたいという方には、このような色を選ぶのも良いでしょう。
このように、化粧砂利にはさまざまな種類があり、色合いもさまざまです。エメラルドグリーンのような色合いもありますので、まずはさまざまな化粧砂利の中から、自分の好みの色身を探してみると良いでしょう。
ペットを飼っている方は、ペットが飲み込んでしまう可能性があるため、鋭利な砂利はおすすめできません。
砂利の上に人工芝を施工することはOK?

次に、砂利を敷くのではなく、砂利の上に人工芝を敷くことはOKなのか、確認していきましょう。
結論:砂利の上に人工芝はNG
砂利の上に人工芝を敷くことはおすすめできません。人工芝を敷きたいときに、もしも砂利がすでに庭を埋め尽くしている場合、砂利をすべて移動させてから人工芝を敷くことがおすすめです。その理由についてそれぞれ確認していきましょう。
人工芝がめくれやすくなる
砂利の上に人工芝を敷くことで、人工芝がめくれやすくなります。その理由は、人工芝は重量がそこまであるものではないため、強風などで飛ばされたりめくれたりします。そのため、人工芝を施工するときには、接着剤や両面テープ、U字釘などを利用して固定する必要があります。
砂利を敷いているところに固定しようとしてもうまくいかないため、人工芝がうまく固定できず、強風などが吹いた際にめくれてしまいます。
でこぼこしやすくなる
人工芝の下に砂利があることで、人工芝自体がでこぼこしたり、人工芝の上で寝転んでも石があることで堅い感じがしたり、均等な高さにならずにせっかくの人工芝が台無しになってしまいます。
平らにしたつもりでも、砂利の場合は平らにすることが難しいため、でこぼこしやすくなるでしょう。
雑草が生えやすくなる
砂利の上に人工芝を敷くと、整地されていないため、雑草が生えやすくなるというデメリットがあります。雑草は人工芝の天敵です。人工芝の下から雑草が生えないように、砂利は排除してから整地してしっかり施工するようにしましょう。
砂利があるところでの人工芝の施工方法

次に、砂利があるところでの人工芝の施工方法について確認していきましょう。
まずは砂利を撤去
まずは、砂利を撤去します。人工芝の設置には砂利が邪魔になるため、後から使うにしても、いったん人工芝を敷く場所からは、ずらしておきましょう。
人工芝の下地を作る
次に、人工芝の下地を作ります。人工芝を施工する際には、水はけを意識して施工することが重要になるため、下地材も水はけを良くするためのものを使うようにしましょう。
人工芝の整地についてはこちらを参照ください。
防草シートを設置
防草シートとは、その名の通り雑草を防ぐものです。人工芝と人工芝の隙間から日光が入って雑草が伸びてこないように、防草シートは利用するようにしましょう。
人工芝の防草シートについてはこちらを参照ください。
人工芝の仮止め・接着
次に、人工芝の仮止めと人工芝同士の接着を行います。このとき、防草シートがあるとしても、人工芝と人工芝の境目はできる限りぴったりと隙間がないようにしましょう。見栄え的にも隙間がない方が美しく見えます。
人工芝の継ぎ目の処理についてはこちらを参照ください。
人工芝の本設置
最後に、本設置を行います。人工芝が風で飛ばされないようにU字釘などを利用して固定しましょう。
人工芝と砂利の施工は自分でできる?

最後に、人工芝と砂利の施工は自分でDIYできるのか?について確認していきましょう。
キレイに施工するのは至難の業
人工芝をDIYすること自体は、自分でできる方もいると思います。キレイに施工することも人によってはできるでしょう。しかし、砂利と人工芝の組み合わせを自分でDIYしたり、コンクリートの間の目地として人工芝を利用したり、10年ほどの耐久性を保つような施工はプロに依頼する方が良いでしょう。
人工芝は水はけの状態を良くすることがとても重要です。水はけが悪いと人工芝を長持ちさせられないだけではなく、虫やカビを発生させる原因にもつながります。
水はけの良い施工をするためには、DIYよりもプロの業者の方がおすすめです。
見た目も耐久性もプロの業者に頼むのが一番
人工芝は自宅の庭をキレイな景観にするのにおすすめです。しかし、DIYで実施しようとすると、途中で妥協してしまったり、見た目だけよくて耐久性が悪かったりしてしまいます。長期的にキレイな景観の庭を保つようにするためには、施工の時点できちんと計算された人工芝の施工が必要です。
下地材には何を利用するべきか、水の流れが排水口に行くようにするにはどのようにするべきか、人工芝を敷く地盤の土は問題ないのかなど、プロの目線じゃないとわからないことも多いです。
見た目にも耐久性にも優れた人工芝の庭にするためには、プロの業者に依頼することが一番と言えるでしょう。
プロに依頼したい場合の費用についてはこちらを参照ください。
人工芝の業者見極めについてはこちらを参照ください。
まとめ
ここまで、人工芝と砂利の組み合わせについてご紹介してきました。
人工芝はレンガやコンクリート、枕木やタイルなどさまざまなものと相性の良いものですが、砂利との組み合わせが多くのバリエーションがありおすすめです。人工芝と砂利を組み合わせる際には、レンガなどとも組み合わせることで、さまざまなメリットと美しい景観が楽しめるでしょう。
しかし、砂利がある場所にそのまま人工芝を敷かないように注意して下さい。自分で自信がない方は、はじめからプロの業者に依頼することがおすすめです。