人工芝の上でバーベキューはNG?安全な対策法をご紹介

マイホームを購入し、これまでマンションやアパート暮らしの時にはなかった庭を手に入れたとき、子供たちと休日に庭で遊んだり、バーベキューをしたり…そんな理想的な休日に誰もがしたいことでしょう。しかし、自宅の庭に人工芝を敷いているとき、バーベキューをしても問題ないのでしょうか?

今回は、人工芝の上で安全にバーベキューをする方法などをご紹介していきます。

人工芝の上でバーベキューをするのはNGか?

バーベキュー

まず、そもそも人工芝の上でバーベキューをすること自体は大丈夫なのでしょうか?

結論、「おすすめはできないがOK」です。

人工芝は熱に弱く、それ以外にもいろいろなリスクがあるため、人工芝の上でバーベキューをすることはあまりおすすめできませんが、しっかりと対策をして、どのようなリスクがあるかを理解してから実施すれば人工芝の上でもバーベキューをすることは可能です。

ここからは、人工芝でのバーベキューがNGな理由や考えられるリスク、対策法などについてご紹介していきます。

人工芝のバーベキューに関するFAQも以下の記事にございます。

人工芝の上でバーベキューがNGな理由

NG

まずは、人工芝の上でバーベキューをすることがNGな理由から見ていきましょう。

人工芝は熱に弱い

基本的に人工芝はポリエチレンで作られており、火や熱に弱いのが特徴です。

一般的な人工芝の場合には、耐熱温度が110℃程度となっており、人工芝によっても異なりますが、熱を受けると変形したり溶けてしまったりします。中には耐熱温度が70℃くらいのものもありますので、熱に弱いことがわかるでしょう。

そのため、人工芝の上でバーベキューをすると、バーベキューに使用する炭などの熱で溶けてしまったり、変形してしまったりするということです。

炭の温度は300℃~600℃程度と言われており、上昇時は1,000℃を超すこともありますので、人工芝の近くで炭をおこすと人工芝の耐熱温度を越してしまうことがわかるでしょう。

汚れてしまったら修復が大変

人工芝の上でバーベキューをすることによって、食べかすや油などが人工芝の上に落ちてしまいます。

その結果、人工芝が汚れてしまい、その後処理が大変になります。処理をしないで放置しておくと、人工芝が汚れたままになるため、休日に人工芝の上で寝そべったり遊んだりということもできなくなるでしょう。

特に油汚れを落とすためにはキレイに掃除をすることが必要ですが、人工芝は熱に弱いため、熱湯などで洗い流すこともできません。つまり、油を落とすには熱が良いのですが、一方で熱を使うと人工芝に悪い…といったことが起きてしまいます。

人工芝でバーベキューをするリスク

リスク

次に、人工芝でバーベキューをすることによるリスクも確認していきましょう。

熱で溶けてしまい変形してしまう

これまでご紹介してきたように、人工芝は熱に弱いです。そのため、人工芝が変形してしまうというリスクがあります。一度変形してしまうと見栄えが悪くなり、その見栄えを元通りにしようとするととても大変です。人工芝を張り替えるなどのことも必要になることがあるため、かなりのリスクと考えてよいでしょう。

人工芝の中には耐熱性が高いものもありますが、そのような人工芝をはじめから選択しておけばある程度の熱にも耐えられますが、先述したように炭の温度はかなり高温となるため、人工芝に近い距離で炭をたくことはおすすめできません。

人工芝に穴が開いてしまう

どんなに気を付けていても、炭を人工芝から遠ざけても、炭をおこしているときに熱を持った炭が飛び、人工芝の上に落ちるということも考えられます。

その場合、最悪のケースでは人工芝が溶けてしまい、一部分に穴の開いたような状態になることもあります。

人工芝は熱に弱い素材でできているため、高温の炭が人工芝の上に落ちることでその部分が溶けてしまい、変形するだけではなくポッコリとした穴ができてしまうケースがありますので、とてもリスクがあるのがわかるでしょう。

良質な炭を購入しても絶対に炭が飛ばないということは考えにくいため、十分な注意が必要です。

食材の油が飛んで汚れてしまう

バーベキューをするシーンを想像してみましょう。お酒を飲んだり子供たちがはしゃいでいたり…このようなシーンから想像できるように、バーベキューをしているとほとんどの場合、地面に食材や油が落ちてしまいます。お肉や野菜、お酒をこぼしたりジュースをこぼしたりと、バーベキューをしているときにはあまり気にならないかもしれませんが、バーベキューが終わった後、後悔してしまうこともあるでしょう。

そのような汚れがついてしまったとき、人工芝の掃除や手入れが大変です。

そのまま放置しておくわけにはいきませんので、時間をかけて油汚れやごみ、汚れを除去していくことが必要です。

人工芝の寿命に関することは下記記事にて詳しく解説しております。

人工芝の上でバーベキューをするときの対策法

人工芝の上にビール

人工芝の上でバーベキューをするリスクなどをご紹介してきましたが、それでもバーベキューをしたいという方もいると思いますので、ここからは人工芝の上でもバーベキューをする方法をご紹介していきます。

熱を遠ざける

人工芝の上でバーベキューをする際に、人工芝は熱に弱く、熱を近づけないことが必要とお伝えしましたが、実際にバーベキューを行う際には人工芝からコンロや炭を遠ざけることで人工芝の劣化を防ぐことができます。

具体的には、バーベキューをする際にテーブルの上にコンロを設置したり、焼き台を設置したりすれば、直接人工芝に熱が伝わらないため、熱による劣化は防げるでしょう。

足の長いコンロやグリルを利用するという選択肢もあります。

耐熱シート・防火シートを敷く

バーベキューをする際に、耐熱シートや防火シートなどを敷くとさらに効果的でしょう。

防火シートなどを敷くことによって、人工芝が苦手な熱を伝わりづらくすることと、炭や火の粉が飛んだ時にも防いでくれる役割があります。

良質な炭で火の粉の飛びを防ぐ

バーベキューをする際に、気を付けなければならいのが、炭の火の粉です。

炭をおこしていると「パチパチ」と炭が燃焼し、その勢いで炭が飛んできたという経験はないでしょうか。炭の温度が上昇し、その勢いで炭の一部が火の粉となって飛んでいくことがあり、特に安価な炭の場合は注意が必要です。

炭の中でも良質な炭を使うことで、そのような火の粉が飛びづらいこともありますので、できる限り備長炭などの炭を使うと良いでしょう。

そもそも難熱性の人工芝を選ぶ

人工芝は全体的に熱に弱いものですが、人工芝の中でも一部の商品は熱に強い素材のものもあります。

特に、防炎認定を受けている人工芝は、耐熱性が高く燃えにくいものとして証明されているもので、日本防炎協会のテストを通過した人工芝だけが、このような防炎認定を受けることができるものです。

このような防炎認定を受けている人工芝を敷くことで、バーベキューの際に熱のことをそこまで気にしなくてもよくなります。

ただし、人工芝の上でバーベキューをする際に気を付けなければならないことは防炎だけではありませんので、一部の対策として考えましょう。

人工芝以外の調理スペースを作る

人工芝の上にこだわらず、別のスペースで調理をするという方法があります。

外で美味しい焼き肉が食べたい!野菜が食べたい!という方もいると思いますが、人工芝のスペースを食べる場所にして、コンロなどを設置する場所は人工芝ではない場所に設置すると良いでしょう。

そのようなスペースがある場合には、調理スペースと食べるスペースを分けてみるという判断も必要かもしれません。

タイルテラスを作る

家を購入する前に、家の庭に人工芝を張りたいと思っている方は、ゆくゆくバーベキューなどをすることを考えて、タイルテラスやタイルデッキも施工することを検討すると良いでしょう。

人工芝は見栄えがとてもよく、素敵な庭になることは間違いありませんが、アウトドア派でバーベキューなどがお好きな方は、人工芝以外にもタイルテラスを作っておいた方が人工芝の劣化を気にしなくても済むでしょう。

「バーベキューのためにタイルテラス?」と思う方もいるかもしれませんが、エクステリアに高級感を演出出来たり、メンテナンスフリーのため掃除も簡単だったりするため、利点も多くあります。

人工芝とセットでタイルテラスやタイルデッキも検討されてみてはいかがでしょうか。

ガスコンロを利用する

バーベキューの際にガスコンロを利用するという手段もあります。

先述したように、炭でバーベキューをする場合は火の粉が飛んでしまうというリスクがあり、どんなに良質な炭を使ったり、気を付けていたりしても飛んでしまうことがあるでしょう。

それであれば、炭をあきらめてガスコンロを使うという方法があります。

現在は一人キャンプなども流行っており、キャンプ用のガスコンロなど性能が良いものが揃っているため、炭を使わなくても外でのバーベキューを楽しむことは可能です。

ただし、間違っても人工芝の上に直でガスコンロを置かないようにしましょう。当たり前ですが、テーブルなどに設置することが必要です。

平らなところで行う

人工芝の上でバーベキューをするうえで気を付けたいのは、平らな場所でバーベキューをすることです。

人工芝の設置をしている時点で、設置する際に敷地を整地していると思いますが、年数が経つにつれ人工芝がたゆんでしまったり穴が開いてしまったりしていることがあるでしょう。

そのような場所でバーベキューをしてしまうと、バーベキューコンロの脚が穴に入ってしまったり、傾いてしまったりして人工芝の上に炭やお肉、油などが落ちてしまうことがありますので、平らな場所でやることを心がけましょう。

人工芝の整地に関することは下記記事にて詳しく解説しております。

それでも人工芝を汚してしまった場合は?

人工芝とゴム手袋

どんなに注意をしても人工芝を汚してしまうことがあります。その場合、どのような対処が必要なのでしょうか、それぞれ見ていきましょう。

油汚れは中和性洗剤で

人工芝にお肉の油やサラダ油など油がついてしまった場合には、まずは乾いた布でふき取りましょう。

そして、布に中和洗剤をしみ込ませてついた油をふき取るようにして掃除します。間違っても熱湯でふき取ろうとしたり、熱湯をかけたりしないようにしましょう。

何度もお伝えしますが、人工芝は熱に弱く、熱湯などは厳禁です。

外用の掃除機を用意しておくと良い

人工芝を長持ちさせるコツの一つに、ゴミや小石などを除去するという点があります。

バーベキューだけではなくお菓子やそのほかのゴミなどが人工芝の中に入ってしまうと、クッション性が落ちて人工芝を劣化させる原因になります。

このようなゴミや小石、砂利などは外用の掃除機を用意しておくことで、簡単に吸い取っていくことができるため、人工芝用の外用掃除機を用意しておくことがおすすめです。

高額なものではなくリサイクル商品などでも良いので、用意しておくと良いでしょう。

力強く掃除をすることはNG

人工芝をきれいにしようとして、力強く目いっぱいふき取ることはNGです。

人工芝を痛めてしまう原因になりますので、人工芝についている汚れを軽くふき取るくらいの力加減で行いましょう。ただ、油汚れなどは気になると思いますが、このような油汚れも力を入れずに何度もふき取るようにしましょう。

また、高圧洗浄機を使うことによるデメリットがもう一つあります。それは、下地の土がぬかるんでしまうという点です。このようにぬかるんでしまうと、人工芝を劣化させる原因になりますので、注意しましょう。

水圧が強すぎる掃除もNG

汚れをふき取った後に水で洗い流すことはOKですが、ケルヒャーのような高水圧洗浄機などを利用した掃除はNGです。先述したように人工芝は強い刺激にも弱いため、水圧の強い洗浄機などを利用することはNGです。

人工芝のメンテナンスに関することは下記記事にて詳しく解説しております。

人工芝の上でバーベキューをするなら事前に対策をしよう!

ここまで、人工芝の上でバーベキューをすることはおすすめできないということをご紹介してきました。

人工芝は熱に弱く、油などがついても掃除が大変なので、できれば人工芝の上ではなく、タイルテラスなどで調理をすることがおすすめですが、今回ご紹介してきたように、事前に対策をすれば、人工芝の上でもバーベキューができないことはありません。

人工芝を長持ちさせるためにも、できるだけしっかりとした段取りを行うようにしましょう。

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