庭一面に青々とした芝が広がっている光景は、一戸建ての住宅だけができるものと思っていませんか?
実は、庭がないマンション住まいの人も、ベランダに人工芝を敷くことで、綺麗なグリーンの芝をいつでも観賞できるようになるのです。人工芝は天然の芝とは違い、管理や掃除も簡単で、手軽に設置できるのも嬉しいポイント。
そこで今回は、マンションのベランダに人工芝の設置を考えている人へ、人工芝の魅力、ジョイントタイプ・ロールタイプの違い、水はけや掃除方法など詳しく解説していきます。
マンションのベランダを人工芝で快適空間にしよう
マンションのベランダは唯一の屋外スペース。しかし、洗濯物や布団を干すだけの空間になっている人が多くいます。せっかく外の景色や空気を楽しめるのだからこそ、おしゃれで快適な空間づくりができたら素敵ですよね。
そんな願いを叶えてくれるのが人工芝です。ベランダに人工芝を敷くだけで緑のある暮らしが実現し、居心地のいい空間が生まれます。
ここからは、ベランダに人工芝を敷くメリットや魅力について紹介していきます。
おしゃれなプライベートな空間が作れる
「家でひとり時間を満喫したい」という人はベランダにテーブルやイス、ソファを置いて、プライベートな空間をつくりましょう。人工芝は温かみのある雰囲気にしてくれるので、リラックス効果や癒しの空間づくりに役立ちます。お酒を飲んだり読書をしたりと、ゆったりした時間が過ごせるでしょう。
庭感覚で家族全員が楽しめる

マンションは庭がないのがデメリット。しかし、ベランダに人工芝を敷けば、殺風景だった風景が庭感覚で楽しめるようになります。植物を育ててガーデニングを始めるのもおすすめです。人工芝のふわふわとした足触りが気持ちいので、子供とペットの遊び場にももってこい。雨の日や外出できない時には、ベランダに出るだけで気分転換ができるはずです。
照り返しを防げるから暑さ対策におすすめ
「夏はベランダの照り返しが気になる」という人にも人工芝はおすすめです。ベランダの床がコンクリートなどの場合は、照り返しが強く、特に夏は暑いと感じることが多いでしょう。
そこで活躍するのが人工芝です。人工芝を敷くことで照り返しによる反射熱を防ぎ、暑さ対策に一定の効果を発揮します。さらにシェードやオーニングなどをプラスすると直射熱を防げるので、ベランダの暑さが気になる人は人工芝と併用することをおすすめします。
ジョイントタイプとロールタイプの違いは?
人工芝は主に2種類のタイプがあります。ここからはジョイントタイプ・ロールタイプについて解説します。それぞれの違いをヒントに、どちらが適しているのか参考にしてください。
ジョイントタイプ
ジョイントタイプは、正方形に形取られた人工芝のことを指します。手狭なベランダではサイズが小さく、簡単に設置ができるジョイントタイプの人工芝が最適です。軽量なので子供や女性でも持ち運びができ、設置がしやすいため助かりますね。
しかし、ジョイントタイプは一つひとつ繋ぎ合わせて設置することから、境界線が目立って不自然だという意見もあります。ただ、物は考えようで、ジョイントの人工芝とウッドタイルを交互に組み合わせれば、よりおしゃれな空間作りも可能です。プラスの発想とアイディアで、上手にジョイントタイプを活用しましょう。
ロールタイプ
ロールタイプはジョイントタイプと違い、境界がなく滑らかな人工芝が視界いっぱいに広がります。ナチュラルさを求めるならロールタイプの人工芝がおすすめ。ベランダが広い場合にも、ロールタイプの方がスムーズに敷けることから、素早く設置できます。
デメリットとしては、ジョイントタイプは傷んだり汚れりした場合に該当箇所を交換できますが、ロールタイプはそれができません。両者の違いをよく理解したうえで、納得できるものを選んでください。
ベランダに人工芝を敷くときは水はけがいいものを選ぶ
ベランダ用に人工芝を選ぶときは、水はけに着目しましょう。水はけが悪いと、ベランダの床材にカビが生えたり傷んだりする原因となり、人工芝にとっても悪影響を及ぼしかねません。
これらのトラブルを防ぐためには、ベランダの床と人工芝の間にマットを敷くか、透水性のある人工芝を選ぶことがポイントです。
「水切りユニット」や「水はけマット」と呼ばれるものを人工芝とベランダの床の間に敷くことで、蒸れを予防し水はけを確保。さらに、クッション性もあるため、子供が怪我をしにくくなる利点もあります。
なお、商品によって人工芝の構造は異なりますが、裏面に水はけのいいマットがついているものを選ぶと使い勝手がよく、水はけにも高い効果を発揮します。
人工芝にまつわる疑問点を解決
これから人工芝を敷こうと考えている人は、疑問点がたくさんあるでしょう。次は人工芝について多く寄せられる質問や疑問点にお答えします。
人工芝のお手入れ・掃除方法は?

人工芝は天然の芝と違い、芝刈りや水やりといったお手入れが必要ありません。人工芝が寝てしまったときにだけ、デッキブラシでブラッシングをしてあげましょう。
掃除方法はゴミが気になるときに、掃除機で吸い取ったり、ホウキではいたりして綺麗にしてください。
傷みや汚れがひどいときは?
前述した通り、ジョイントタイプの人工芝なら傷みと汚れがひどい箇所だけ交換できます。
ロールタイプの人工芝は、該当箇所だけ交換するのは難しく、丸ごと取り替えるか、カッターで該当箇所だけ切り離すなどの工夫が必要です。
何年くらい長持ちするの?
一般的には耐用年数のあるもので10年程度と言われています。しかし、メーカーや商品によっては、5〜8年の耐用年数の人工芝もあるため、長持ちさせたいのであれば耐用年数が高いものを選びましょう。
なお、運動場、野球場に設置する人工芝は、国税庁が10年と耐用年数の目安を定めています。やはり、人工芝の品質を保てるのは10年くらいと考えておくのが妥当でしょう。
居心地のいいベランダを作ろう
マンション住まいの人はベランダに人工芝を敷くことで、閑散としていたスペースがパッと明るくなり、おしゃれで快適な空間が生まれます。子供やペットがいる家庭では、庭のような感覚で使えるのもメリット。管理が簡単でお手入れいらずな点も、人工芝ならではの魅力です。
ただ、マンションのベランダによっては、個人の力で敷くのが難しかったり問題が発生したりするケースもあるかと思います。そんなときは人工芝施工業者にアドバイスをもらうのがおすすめです。
顧客からの信頼度の高い「日本人工芝計画」などで、まずは無料見積もりからはじめてみましょう。
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