初心者向け人工芝の選び方【おすすめ商品3選】

メンテナンス不要で庭やベランダの景観が綺麗に変わる人工芝は、戸建てを中心に多くの家庭で利用されています。さらに芝生がクッション代わりになるので、お子さんが庭で遊んだりして転んだ際に、怪我を防ぐ効果も期待できますよね。

そんな人工芝を検討する上で、「どんな人工芝を選べば良いか分からない」という悩みを抱えているのではないでしょうか。実際のところ、さまざまな種類・価格帯・環境に応じた選び方があるので、簡単には選べません。

そこで今回は、知識ゼロでも人工芝をサクッと選べるように、最低限知っておきたい基礎知識と、おすすめ人工芝商品をご紹介します。

人工芝を選ぶポイント

人工芝を選ぶポイントは3つあります。それらを踏まえた上で、値段や素材の知識を踏まえて選べば納得いく人工芝を見つけることができるでしょう。

人工芝の種類は大きく3つに分かれる

人工芝の種類は大きく下記の3つに分かれます。人工芝はパイルと言って、芝のつくりが異なっており、それぞれ特徴が異なります。

  • ショートパイル
  • ロングパイル
  • 砂入り人工芝

ショートパイル

芝の長さが10mm程度の短いパイルの人工芝をショートパイルと言います。パイルが短いため、踏んでも痛くないので寝転んだり座ったりするのに最適です。人工芝の設置やメンテナンスが楽なのも大きなメリットです。

ただし、強い負荷がかかるスポーツ利用には適しておらず、クッション性に乏しいので耐久性はロングパイルに劣ります。

ロングパイル

ショートパイルよりも芝草が長い人工芝がロングパイルです。20mm以上の長さでクッション性は高くて非常に頑丈です。触り心地はフカフカしていて、転んでも怪我をしにくいでしょう。ただしお子さんは踏むと痛いと感じるかもしれません。

ロングパイルは価格が高い上に、熱がこもって高温になりやすいので、夏場の利用にはあまり適さないです。庭などの一般家庭ではあまり用いられず、スポーツグラウンドでロングパイルを利用するのが一般的。

砂入り人工芝

砂入り人工芝は主にテニスコートに使われている人工芝です。熱をため込まないので夏場のコート温度を抑えつつ、スポーツでの足腰の負担を和らげるクッション的役割も果たしています。

透水性に優れた目砂を入れることで、降雨後にコートを素早く復旧させ、プレーを再開させることも可能にしているのです。

天然芝との違いを把握しておく

そもそも人工芝と天然芝では何が違うのか、きちんと把握しておいた方が芝生選びにも役立ちます。場合によっては天然芝の方が向いている可能性もありますからね。

人工芝は一度設置すれば、7年〜10年程度の寿命があるものの、メンテナンス不要で利用することができます。景観も四季に左右されないので、安定して綺麗な景色を楽しむことが可能です。

デメリットは四季の移り変わりを味わえない点や、天然芝よりも商品価格が高い点、寿命が来ると交換しなければならない点です。

一方で天然芝は、季節によって色が変化するので、四季の変化をより実感できる芝生です。太さや長さもバラバラなので、人工芝のように不自然な光沢や人工物感がない自然の景色が楽しめます。

さらに芝生単体の値段も安いので、初期費用を大きく抑えることができます。1㎡単位なので、広いお庭で施工するとなると、人工芝と比べて初期費用に大きな差が開きます。

ただし、天然芝は日当たりや水はけなど、設置する環境に条件が多いので環境整備が大変です。さらに芝刈りや雑草処理などのメンテナンスをこまめにしなければなりません。きちんと管理すれば、寿命は人工芝よりも長持ちしますが、メンテナンスのコストを考えると人工芝の方が楽な上に、出費も抑えることができます。

2種類の素材があるので予算次第で選ぼう

次に、人工芝の素材と値段について紹介します。素材はポリプロピレンポリエチレンの2種類から選びましょう。

  • ポリプロピレン
  • ポリエチレン

ポリプロピレンは安価で耐久性の強い人工芝です。コストパフォーマンスが高いため、多くの人工芝に使用されています。

ポリエチレンはポリプロピレンよりも耐久性の強い人工芝ですが、値段が高価なので初期費用の予算次第で検討しましょう。運動や走り回るなどの激しい動きを芝の上で行う場合、丈夫なポリエチレン素材の人工芝の方が長持ちするので、トータルでの出費で考えるとお得な場合があります。

人工芝を敷くスペースに応じて設置タイプを選ぶ

人工芝は狭い場所向きのジョイントタイプと、広い場所向きのロールタイプに分かれます。これは人工芝の設置形式なので、人工芝を敷くスペース・形状などに応じて選び分けましょう。

  • ジョイント
  • ロール

狭い場所ならジョイントタイプで小回りを利かせる

ジョイント芝

ジョイントタイプは小さな四角形の人工芝です。ベランダなどの狭いスペースでよく使われます。一つ一つをつなぎ合わせるので、芝生が浮き上がらずに綺麗な仕上がりになります。

ジョイントのつなぎ目が若干ですが目立つので、広い場所だと見栄えが悪くなります。また、ジョイントタイプは広いスペースだとたくさんの枚数を買わなければならないので、一定の面積を超えるとロールタイプを検討した方がコストを抑えられるでしょう。

広い場所ならロールタイプが楽

ロールタイプ

広い庭で人工芝敷く場合は、まとめて設置できるロールタイプを選びましょう。幅や長さを好みでカットできるので、柱や花壇などに合わせて柔軟に形を変えることができます。

ロールタイプはジョイントタイプと違い、芝が浮き上がって見栄えが悪くなるリスクがあります。必ず設置面を平らにして、ピンでガッチリ固定しましょう。このように、ロールタイプの方が設置工数が多いので、業者に頼むと失敗せずに仕上げることができますね。

おすすめの人工芝商品3選

ここからは具体的におすすめの人工芝商品を厳選して3つご紹介します。

『若草ユニットE-V』(ジョイントタイプ)

名前の通り、若草のような柔らかい触り心地を再現した人工芝です。丈夫な素材のポリエチレンを使用しているので、メンテナンス不要で長持ちします。

家庭での利用シーンは非常に多く、庭やベランダで活躍する汎用性の高い商品です。ジョイントタイプなので狭いスペースでちょっとだけ芝を敷きたい時に効果的。

『YouTen(ユーテン)人工芝』(ロールタイプ)

EUの厳しい審査基準をクリアした高品質な人工芝です。かなりの高密度で耐久性は非常に高く、見た目と触り心地が天然芝とほぼ同じレベル。価格は若干高いですが、天然芝のようなリアルな質感を芝生に求めるのであればこちらの商品で決まりです。

『リアル人工芝 夏色グリーン』(ロールタイプ)

タンスのゲンのリアル人工芝は、形・色がそれぞれ異なる4種類のパイルを使用しているため、天然芝のように自然なビジュアルを再現しているのが特徴的。屋外利用を想定したUV加工、複数の排水口による水はけ、30mmのロングパイルによるフカフカした触り心地など、デザインと機能双方を兼ね備えた高機能型の人工芝商品です。

最適な人工芝を選んで景観を楽しもう

以上が人工芝のおすすめ商品と選び方でした。素材や設置タイプを知るだけで、どんな芝生にすべきか見えてきたかと思います。

庭やベランダ、グラウンドなどの環境によって最適な人工芝はそれぞれ異なるので、どうしても迷ったら施工業者に相談してみるのも一つの手です。

素敵な人工芝を見つけて、庭やベランダの雰囲気を明るく綺麗に変えましょう。

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