人工芝施工のやり方を網羅!失敗しないための施工法

マイホームを購入したり、子供が生まれたりしたとき、自宅の庭を人工芝にしてみたいと考える方も多いでしょう。特にマイホームの場合は、周りから見てもきれいな庭でありたいというのは、家を所有している方であれば誰しも思うことでしょう。

そんな人工芝を設置する際に、どのような施工方法があるのか、自分でできるのか?などをご紹介していきます。

目次

人工芝施工を進める2つの方法

人工芝を走る犬

人工芝の施工を進める上では2つの方法があります。

1つは「自分でDIYして施工する」こと。そしてもう1つは「専門業者に依頼して施工する」ことです。それぞれどのような違いがあるのか見ていきましょう。

自分で人工芝の施工を行う

まずは、自分でDIYによって人工芝の施工を行う方法についてご紹介していきます。

自分で人工芝の施工を行う方法は、ホームセンターなどで人工芝や設置するための道具を購入し、自らが施工することです。

「そんなこと可能なの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際にDIYをして人工芝を設置している方も多くいらっしゃいますので、可能です。

ただし、人工芝の施工を自分で行うにはデメリットや注意点もありますので、こちらについては後述いたしますので、ご確認ください。

業者に依頼して人工芝の施工をしてもらう

次に、業者に依頼して人工芝の施工をしてもらう方法ですが、こちらは専門の業者に依頼して、人工芝の準備や施工まですべてお任せして施工するというものです。こちらは専門業者による施工になるため、きれいに人工芝を貼ることもできますが、業者に依頼する場合にも注意が必要な点がありますので、後述の注意点をご確認ください。

DIYと業者、それぞれのメリット・デメリット

庭と人工芝

自分でDIYして人工芝を設置するのと、業者に依頼するのにはそれぞれどんなメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。

自分で人工芝の施工を行うメリット・デメリット

まずは人工芝を自分でDIYするメリットは以下の通りです。

メリット1:費用を抑えられる

人工芝のDIYは業者に依頼するよりも安価に施工できます。人工芝ではなくても業者に依頼して施工をしてもらう際に必ずかかる「人件費」が企業にはかかりますので、その分請求される費用も自分でやるよりは高くなるでしょう。

メリット2:自分のタイミングでできる

業者に依頼して施工してもらうと、日時を決定してその日は家にいて施工が終わるのを待機する必要があります。急な用事やタイミング悪く来客が来たときなどでも自分のタイミングでできるのがDIYのメリットです。

一方、デメリットはどのような点なのでしょうか。

デメリット1:寿命が短くなるケースがある

プロの業者と比べてDIYはやはり素人が施工することになるため、人工芝同士の隙間ができてしまったり、整地がうまくいかずでこぼこになったりと、結果的に人工芝の寿命を短くしてしまう可能性があります。

デメリット2:見栄えが悪くなる可能性がある

整地も含め、プロの業者に依頼すると見栄えもとてもキレイにできますが、素人が施工すると、「素人がやったな」という感じの見栄えになってしまうことがあります。キレイに施工したい場合には、プロに依頼するほうが良いでしょう。

業者に依頼して人工芝の施工を行うメリット・デメリット

一方で、業者に依頼した際のメリット・デメリットも見ていきましょう。

メリット1:キレイに施工できる

施工業者に依頼して人工芝を設置する場合、自分でDIYするよりも見栄えがキレイになることがほとんどです。プロの仕事は細かな部分まで気を使って行うため、キレイに人工芝を貼ることができるでしょう。

メリット2:人工芝を長持ちさせられる

プロが設置した人工芝は、人工芝の貼り付けだけではなく、事前の清掃や整地などもしっかり行ってくれるため、人工芝を長持ちさせることができます。

職人の技は素人とは異なり、人工芝同士の隙間をなくすことや、カットの正確さ、土の押し固めなど、納得の仕事をしてくれるでしょう。

デメリット1:コストがかかる

一方デメリットについては、コストがかかることです。人工芝の施工には、人工芝自体の費用と、設置する一人当たりの人工(にんく)がかかるため、業者に依頼する場合は自分でDIYするよりも高くつくでしょう。

ただし、長期的に見た場合には、人工芝も長持ちするため、その点からみると決して高いコストではないでしょう。

デメリット2:予定を開けておく必要がある

業者に依頼するということは、相手があることなのでタイミングを調整することが必要となり、予定を開けておくことが必要になります。

自分一人でDIYにて行うよりも、タイミングを自由に設定できないというデメリットがあるでしょう。

【自分でDIY】人工芝施工の流れ

DIY

ここからは、自分でDIYによって人工芝を設置する流れについて見ていきましょう。

STEP1:人工芝・道具の用意

まずは、人工芝を設置する上で必要となる「人工芝」や「防草シート」「水はけのよい砂」「シリカサンド」などを買いそろえておきましょう。

それ以外の道具もまとめると以下のようなものを用意しておくことが必要です。

・人工芝
・防草シート
・水はけのよい砂
・シリカサンド
・両面テープ
・U字ピン
・ハンマー
・トンボ(あれば)
・スケール
・カッター
・はさみ
・粘着テープ
・デッキブラシ

このような用意をすることを考えると、新たに購入するくらいなら、業者に依頼するほうが安く済むかもしれません。

STEP2:人工芝を設置する場所の測定

次に、人工芝を施工する場所がどれくらいの広さなのかを確認しておきましょう。

単純に縦横の長さを測定すれば良いですが、設置する庭などが正方形とは限りませんので、それぞれの辺の長さをしっかりと確認しておきましょう。

STEP3:人工芝のカット

測定が終わったら、実際に人工芝をカットして用意しておきましょう。

このとき、すべての敷地でキレイに人工芝を設置するために、芝目の方向などが合うようにカットすることが重要です。

このカットを失敗すると、キレイな人工芝の設置ができなくなりますので、注意しましょう。

STEP4:雑草やごみの除去

人工芝を設置する場所をキレイにしましょう。

石やごみは当たり前ですが、ここに生えている雑草を取り除くことが大切です。特に石や雑草が多い場所の場合、妥協せずにすべてを除去するつもりで臨みましょう。

ここが人工芝を長持ちさせるポイントともなるため、しっかり行いましょう。

特に雑草の球根が残らないように頑張りましょう!

STEP5:整地を行う

雑草や石、ごみを除去したら、今度は整地を行います。

真砂土と呼ばれる砂を利用して、全体が平らになるようにキレイに整地していきましょう。

この時にトンボなどがあると、トントン叩いて土を整地できるためおすすめですが、トンボは購入すると高いため、代用できるものがあればそれでも問題ありません。

大切なのは、土を平らに均等に配置していくことです。

このとき、でこぼこになってしまうと人工芝の寿命を縮めることに繋がりますので注意しましょう。

STEP6:防草シートの設置

整地が完了したら、次は防草シートの設置です。

防草シートは人工芝を設置する上では必ず必要となりますので、人工芝を設置する場所に隙間なく配置しましょう。この時、U字ピンを利用して1m間隔くらいで固定していきましょう。

はみ出した防草シートはカットしていきます。

STEP7:人工芝の仮置き

カットした人工芝を仮置きしていきます。

この時、いきなり本番のように完全に固定してしまうのはやめましょう。カットした人工芝のつなぎ目が合わない、方向が間違えていたなどの失敗もありますので、まずは仮置きすることがおすすめです。

STEP8:本設置

人工芝を本設置するため、両面テープにて設置していきます。

この時、人工芝の方にテープを貼るのではなく、防草シートの方に両面テープを貼って、そこに押し付ける形で設置していきましょう。

継ぎ目の下に両面テープが貼られていることがおすすめです。

人工芝の整地に関することは下記記事にて詳しく解説しております。

【業者に依頼】人工芝施工の流れ

人工芝と工具

次に、業者に依頼して人工芝を設置する流れについても見ていきましょう。

STEP1:業者の選定

まずは信頼できる業者の選定です。

人工芝だけではなく、自宅に来て家のリフォームや工事、施工をする業者の中には、ほんの一部ですが悪徳業者も存在します。

そのような業者に遭わないように、金額や施工内容などをしっかり確認して、信頼できる業者への依頼を行いましょう。

事前に必ず見積もりをもらうことがおすすめです。

STEP2:施工前準備

良質な業者の場合、施工前に近所の方へ挨拶などをするケースがあります。

ほこりが飛んだり、騒音だったり路上の汚れなどがあったりするケースの場合、近所の方にご迷惑をかけてしまうこともあるため、事前に挨拶回りをします。

STEP3:施工開始

実際に施工する内容としては、自分でDIYするときと同じように、草取りや石取り、ごみの除去などを行い、整地。そして、防草シートの設置と人工芝の設置という流れで進めていきます。

DIYと同じ流れにはなりますが、プロの仕事となるため、作業がとても速く細かいです。

素人がDIYした人工芝と比べて一目でわかるほどプロの仕事はキレイにできると言えるでしょう。

特に、整地の時などは転圧器やトンボなどを使って行われるケースが多いため、整地の部分ではプロの仕事にはかなわないでしょう。

STEP4:設置完了とアフターフォロー

プロによる人工芝の設置が終わったら、請求書をもらい、支払いをします。

その後、何かトラブルがあった場合なども、実際に施工してもらった業者さんに連絡をしてアフターフォローをしてくれるところもありますので、そのようなフォローをしてくれる業者かどうか、事前に確認しておくと良いでしょう。

人工芝施工業者の費用に関することは下記記事にて詳しく解説しております。

施工業者に依頼するといくらかかる?相場は?

お金

人工芝の施工を実際にプロの業者に依頼する場合、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。結論、人工芝を施工する場所や施工業者、施工内容によっても異なりますが、大体相場としては以下の通りです。

業者による施工費用の相場:3,500~7,000円/㎡

人工芝自体の価格相場は、大体 2,000~4,500円/㎡ となっておりますので、人工芝の費用と、施工費用を合算した費用が大体かかると想定すると良いでしょう。

また、 DIYでの施工費用の相場は、大体4,300円/㎡ ほどとなっており、プロの業者に依頼するよりも安く済みますが、長期的に考えると、プロの業者に依頼した方がコストは抑えられるかもしれません。

自分でDIYするとすぐにたゆんでしまったり、ズレてしまったり、でこぼこになって水が溜まってしまったりすることがあるため、長期間人工芝を利用する場合には、プロに依頼することがおすすめです。

業者に依頼して施工する際の注意点

人工芝 作業員

業者に依頼しようと思ったときに選定するときの注意点はどのようなものがあるか、見ていきましょう。

注意点1:実績を確認すること

人工芝の施工業者選びで注意したいのは、「実績があるか」です。

実績がない場合でも「人工芝の設置を請けています」という業者は存在しますので、そのような業者の場合、経験がないため道具はそろっていても仕上がりが悪くなる可能性がありますので、実勢があるかどうかを確認しておきましょう。

注意点2:見積もりは必ず確認して質問しよう

見積金額を掲示してくれる業者がほとんどですが、「やってみないと費用感が出せない」というような業者は避けましょう。

また、ざっくりとした合計金額だけを伝える業者よりも、見積額を詳細まで出してくれる業者の方が信頼できるため、見積書を確認して必要に応じて質問をしましょう。

疑問点を残さないことがポイントです。

注意点3:安すぎる業者にも注意

人工芝の設置だけではなく、施工をする場合ある程度の「相場」というものがあります。

この相場よりも明らかに安すぎる場合、何かの経費を削っている可能性があり、それが人工芝を設置する上で必要な砂や防草シートの可能性もありますので、安すぎる場合にも注意が必要です。

施工業者を選ぶポイントは?

チェック

次に、人工芝の施工をプロに依頼する際に、業者を選定するポイントについて見ていきましょう。

複数業者に見積もりをもらう

1社だけではなく、複数業者へ見積もりをもらうことがおすすめです。理由としては、複数業者から見積もりをもらうことによって、極端に高い金額の見積もりや、安い金額の見積もりが出てきても、「おかしい」と思えるからです。

1社だけの見積もりで決めてしまうと、相場と異なった金額でも気づかずに依頼してしまい、後悔してしまうということもありますので、十分注意しましょう。

また、複数業者から見積もりをもらうことで、業者への値引き交渉もできますので、何社かから複数見積もりをもらうことがおすすめです。

口コミを確認しよう

業者選定の際には口コミを確認して、実際に人工芝の施工を依頼したことがある人の声を見てみましょう。業者の方が話す内容は基本的には良いことばかりが強調されがちです。マイナス面もプラス面も口コミを確認することでお客様の生の声が見えるため、利用するヒントになるでしょう。

口コミの中には自作自演のものもあるかもしれませんので、できるだけ多くの口コミを見てみることがおすすめです。

キャンペーンがある会社がおすすめ

施工業者の中には、キャンペーンを実施している会社もあります。

日本人工芝計画(https://grace-grace.info/)は、早割キャンペーンなどお得に施工ができるキャンペーンを実施しており、最大5万円の割引が実施されており、これ以外にも時期によってはキャンペーン適用されるケースがありますので、お得に人工芝を施工することが出来ます。

人工芝施工業者の見極め方に関することは下記記事にて詳しく解説しております。

結局、自分でDIYと業者ならどちらが良いのか

人工芝 業者

結局のところ、人工芝の設置にはDIYか業者に依頼するのかどちらが良いのでしょうか。

自分で経験みたいならDIYがおすすめ

DIYと比べて業者に依頼するメリットは、「キレイに施工できる」「長持ちさせられる」という点がありました。

その点から見たときに、長期的にみるとコストの部分でも業者に依頼するのとそこまで買わないのであれば、DIYをする理由は「自分でやってみたい」に尽きるでしょう。

そのように自分で施工してみたい、チャレンジしてみたいという方にはDIYがおすすめです。

キレイに施工したいなら業者に依頼することがおすすめ

キレイに人工芝を設置したい方や、人工芝を長持ちさせたいと感じている方には、業者による人工芝の設置がおすすめです。

中長期的見ると人工芝を長持ちさせることができ、長い目で見るとコストも高くないため、プロの仕上がりにしたい、長持ちさせたいという方には業者への依頼がおすすめです。

まとめ

ここまで、人工芝の設置方法についてご紹介してきました。DIYで行うケースと、業者に依頼するケースとありますが、結論から言うと、DIYしてみたい方には自分で行うことがおすすめですが、それ以外の方は、長期的にみると信頼おける業者に依頼する方が失敗せずおすすめです。

まずは信頼できる業者選びからはじめてみましょう!

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