人工芝を敷いても草は生える?DIYでも簡単にできる雑草対策とは

「人工芝って雑草対策が必要なの?」
「そもそも人工芝を敷くだけで雑草が生えないのでは?」

このように思う方は少なくありません。確かに雑草対策はそこまで重視されないですが、長期的に見れば対策しておいた方がメリットがあります。

とはいえ、業者に依頼するとお金がかかるし、DIYでやるにしても必要な道具とか、やり方が分からないですよね。

どの方法が最も効果があるのか、なるべく予算をかけないで雑草対策がしたいなど、様々な疑問を解消したいと思います。

そこで今回は、DIYでも効果抜群の雑草対策を5つご紹介します。これで面倒な除草作業から解放されますよ!

知っておきたい草刈りの便利なアイテムも紹介してますので、最後まで読んでみてくださいね。

人工芝の施工には雑草対策が欠かせない

人工芝を施工する目的は、少ない手入れで庭やベランダを綺麗な状態に保つことだと思います。緑があることで色鮮やかな景観を楽しめますが、雑草対策を怠ると綺麗な状態は維持できません。

「人工芝を敷けば雑草は生えない」という誤解をされている人も多いですが、これは間違いです。人工芝のわずかな隙間から日光や雨水が入り込むことで、人工芝をかき分けて生命力の強い雑草が生えてしまいます。

原因はこれだけではありません。風によって種子が運ばれたり、鳥のフンなどで雑草が発芽してしまうことも。こればかりは対策が難しいですが、人工芝を敷くだけでは雑草対策として不十分であることは知っておくべきでしょう。

地面がコンクリートであれば問題ありませんが、庭の施工だと多くが土の上に人工芝を敷くケースです。この場合、日光と雨水によって土深くに眠る雑草の根っこに栄養が行き届き、人工芝のわずかな隙間から雑草が生えてしまうのです。

こうなってしまうと当然雑草によって景観を損なってしまいますし、雑草が生えることで人工芝がズレて形が崩れてしまいます。接着剤やピンで留めていた場合、新たに張り替えなければいけないので、その分余計なコストもかかってしまいます。

それ以外にも、こまめに除草作業をするという手間がかかります。なるべく手入れの手間を省くためにも、完璧な雑草対策を心がけましょう。

人工芝の効果的な雑草対策

ここからは具体的に人工芝の雑草対策を紹介します。主に下記の3つの方法が効果的とされています。特に防草シートは必須ともいえる対策なので、きちんと実施してもらいたいです。

  • 防草シート
  • 除草剤
  • 遮光シート
  • 簡易コンクリート
  • 砂利や砕石

防草シート

最もスタンダードな対策方法であり、おすすめの雑草対策が防草シートです。

防草シートは人工芝を敷く設置箇所の土に敷くもので、根っこに栄養が行かないようにシャットアウトするための道具です。最も効果的な雑草対策はやはり、この防草シートを隙間なく敷き詰めることでしょう。

防草シートはホームセンター等でも買えますが、安価な商品を買うとすぐに破損してしまい、十分な効果を発揮できない可能性があるので注意してください。おすすめなのは不織布でできた商品です。耐久性が高いので、長期的に利用できる丈夫さを重視したい人には最適でしょう。

防草シート選びの注意点

防草シートは織布と不織布が存在しますが、必ず不織布タイプの防草シートを選びましょう。理由は耐久性の違いで、不織布でないと雑草が防草シートを突き破って生えてきてしまうのです。

他にも、ポリプロピレンのような丈夫な素材を使用し、厚みのある遮光性の強いシートを選ぶなど、予算の範囲内でなるべく機能性の高い防草シートを選びましょう。これが最も費用がかさむポイントになりますが、それだけ雑草対策の費用対効果が高いポイントでもあります。

除草剤

最も効果が高いのは防草シートですが、除草剤を撒くのも短期的ですが効果はあります。雑草が生えないようにする除草剤を使うことで、雑草の根から成長を阻害し、人工芝の邪魔をすることはありません。

顆粒タイプの除草剤は、すでに生えている草には効きませんが、これから生える根っこの部分には効果的です。庭全体に撒いておくことで、1年程度は効果が持続するので予防として使いましょう。

除草剤選びの注意点

除草剤には液剤タイプと粒剤タイプの2種類があります。液剤タイプは今生えている雑草を枯らすのに使用し、粒剤タイプは今後草が生えないように土に散布します。人工芝の雑草対策としては粒剤タイプを使用し、景観を損なわないようにします。

ただ、粒剤タイプの持続期間は半年から1年程度なので、効果が切れれば再び雑草が生えてしまうというデメリットがあります。また、近隣の土に悪影響を及ぼすため使用も慎重にすべきですので、人工芝の雑草対策で除草剤を使用するのはあまりおすすめできません。

ただ、除草剤によっては効果が長持ちするタイプの商品もあるので、遮光シートや防草シートを使うのが難しい場合は検討してもいいでしょう。

また、除草剤は成分によって予期せぬ被害をもたらすことがあるので、慎重に選びましょう。例えば、植物全体を枯らしてしまう強力な除草剤だと、他の植物に悪い影響を与えてしまいます。こういった場合は雑草だけに作用する選択性の除草剤を選びます。

お子さんやペットがいる家庭では、食品添加物などの天然成分のみでできた除草剤がおすすめです。万が一のケースを防ぐために、無害な成分できちんと除草効果を発揮できます。

遮光シート

防草シートと同じ原理ですが、雑草の成長には日光が欠かせないので、その日光を遮断するのが効果的です。今はおしゃれな遮光シートも多く、庭をおしゃれに飾るのにも有効的です。

また、夏場は日光を吸収して人工芝が熱くなるので、雑草対策以外にも高温防止策としても有効です。できる範囲でいいので、日陰を意識的に作ってあげましょう。

遮光シート選びの注意点

遮光シートを選ぶ際は、そのシートの遮光率がどれだけ高いかチェックしておきましょう。なぜなら、ホームセンターに売っている遮光シートでは遮光が不十分なことが多いからです。

具体的にどれくらいの遮光率が必要かというと、日光の明るさが最大10万ルクス程度(夏場の快晴時)で、雑草が生えるのに必要な明るさは500ルクスです。

つまり99.5%以上の遮光率を誇る遮光シートでないと完全に雑草が生えるのを防げないということになります。

もちろん日当たり次第ではありますが、目安として99%前後の遮光率が必要であることを知っておきましょう。遮光率が高いものはフィルムが分厚くて、織目の密度が高いシートで作られています。

織目が荒くて薄いフィルムの遮光シートは遮光率もあまり期待ができないので注意しましょう。

簡易コンクリートを使用する

土に水をかけて固める簡易コンクリートを使用するという方法もあります。厳密にはコンクリートではなく土です。庭に使用しても不自然にならず固い土のような状態に仕上がり、雑草が生えなくなるので効果も非常に高いです。

施工では、だいたい5cmほどの厚みのある簡易コンクリートを使用します。それよりも薄いとヒビが入ってしまい、景観を損なう恐れがあります。

デメリットは費用が高額になる点と、施工がDIYだと難しい点です。費用に関しては1㎡あたり1万円前後かかるので、防草シートよりも割高になってしまいます。施工もヒビが入らないようにコテで平らに塗る必要があります。セットで砂利が必要になるので、トータルコストを考えると防草シートの方が手軽で安価に済みますね。

砂利・砕石を撒く

砂利や砕石を土の上に撒いて雑草が生えないようにする方法もございます。だいたい3〜5cm程度の厚みを持たせて砂利・砕石を撒くことで土に日光が届かず、雑草が生えにくくなります。

ただし隙間なく砂利を敷き詰めるのは相当の量が必要になり、1〜2年経つと沈んで土の表面が浮き出てしまいます。枯れ葉の掃除や砂利の手入れなど、メンテナンスが大変な上に雑草対策としての効果もそこまで高くありません。

結局は防草シートを敷いた上に砂利・砕石を撒くことが多いです。特に砂利は庭の景観を良くする上に、足音がするので防犯目的でも使用されるなど、人工芝と非常に相性がいい商品です。

費用は5cmの厚みだと1㎡あたり2000〜3000円です。ただしこれは砂利の種類にもよりますので、あくまでも目安として参考にしてください。

DIYで防草シートを敷く方法

DIYで施工する人は、防草シートを隙間なく敷くことが難しいかと思います。庭の形状に合わせて柔軟に形を変えられるように、なるべくカットしやすい素材を選ぶのが重要です。

プラスチックや織布、不織布などの素材がありますが、織布はカットしにくく耐久性が低いのでおすすめできません。プラスチック製も価格が高価なので、予算が厳しい人は不織布タイプを選びましょう。

施工する際は、まず最初に除草作業をして、綺麗な状態にしておきます。この時に除草剤を撒いておくといいですね。次に下地処理をしてから、防草シートを敷きます。

下地処理では、なるべく雑草が育ちにくいように、珪砂などの砂を撒いておきましょう。

防草シートを敷いたら、U字ピンで留めて固定し、余った部分をカットすれば施工完了です。必要な道具が多いので、ホームセンター等でまとめて用意しておきましょう。

防草シートのメリット/デメリット

防草シートを敷くことは下記のメリットとデメリットがあります。

  • メリット:雑草が生えにくくなる
  • デメリット:水はけが悪くなる、導入コストや施工する手間がかかる

防草シートのメリットは雑草が生えにくくなることです。遮光性の高い防草シートを敷くことで日光を遮り、雑草が育ちにくい環境を作ることができます。

一方でデメリットは2つあります。1つ目は水はけの悪化です。雨が降った時に人工芝は穴が空いているので、水が溜まらないように作られていますが、防草シートはそのような穴が空いていません。

土がぐちゃぐちゃになって勾配が強くなるなどのリスクも想定されます。ただ、透水加工がされた水はけの良い防草シートを選べば基本的には問題ありません。

コスト面では、防草シートは幅1m×長さ10mごとに2000円から1万円前後かかるので、庭などの施工面積に応じてそれなりの出費になります。また、施工時には形を切り分けて敷く必要があるので人手がないと苦労します。

防草シートも完全な雑草対策にはならない

注意して欲しいのは、「防草シートを敷けば絶対に大丈夫!」というわけではありません。

少しでも隙間があれば、生命力の高い雑草は生えてしまいますし、種子が風に運ばれて発芽する可能性もあります。こまめに掃除したり、除草作業は欠かせません。

また、意外と多いケースは壁際のわずかな隙間から雑草が生えるケースです。こればかりはきっちり隙間なく防草シートを敷き詰めることが困難なので仕方ありません。

完全な雑草対策にはならない以上、便利な草刈りアイテムを用意してなるべく除草作業の手間を少なくしていくのがおすすめです。以下、人工芝の手入れにおける草刈りの便利なアイテムを紹介します。

人工芝の便利な草刈りアイテム

もしも人工芝の隙間から雑草が生えてしまったら、なるべく早く雑草を抜いてあげましょう。大きくなるまで放置していると、雑草が人工芝を掻き分けて成長するため、継ぎ目が広がって不格好になってしまいます。

また、防草シートや遮光シートのおかげで日光が遮られていると思うので、生えてくる草もそこまで生命力は強くありません。手でも簡単に抜けますが、より簡単に草刈りができる便利なアイテムがあるので紹介します。

モンブラン 草取り一番百発百中

刃の部分がギザギザになっているため、ちょっとした隙間でも草が引っかかって簡単に引き抜くことができます。

草抜くぞう

草の根本を挟んで引き抜くタイプの便利アイテムです。人工芝の隙間に生えた小さい草をピンポイントで根っこから抜けるので重宝します。

マリーゴールド エクストラタフ・アウトドアグローブ

イギリス製のゴム手袋で、かなり厚手に作られているのが特徴的です。除草剤を散布した後でも劣化しにくいため非常に丈夫ですし、伸縮性の高さからスムーズな除草作業が可能です。世界的に愛用されている草刈りアイテムなので、「手袋くらい…」という人こそ使って欲しい商品です。

雑草対策を済ませて手入れの手間を減らそう

以上が人工芝における雑草対策5つの紹介でした。それぞれメリット・デメリットがありますが、どれも雑草を生えないようにする効果がありますので、予算や手間、庭の状況に合わせて最適な選択をしていただければと思います。

雑草対策は人工芝を長期間綺麗に維持するためにも必須です。特に効果の高い防草シートだけでも確実に実施しておきましょう。

これらの雑草対策で、少しでもメンテナンスの手間を減らせれば楽になるので、最初の段階で丁寧な施工が大事になります。不安な人は専門業社に相談してみてもいいかもしれません。

専門業者に依頼するメリットは、庭の状況に合わせてベストな雑草対策を提案してくれる点や、業者が扱う高品質な防草シート、砂利などの商品を使用できる点です。施工も全て任せることができるので安心ですよね。

費用が気になる人はまずは無料で見積もりだけでも相談してみてはいかがでしょうか。当サイトイチオシの人工芝専門業者をランキング形式で紹介していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

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