人工芝のDIYにおける注意点とは?業者に依頼すべきケースも解説! 

「人工芝を敷きたいけど、施工業者に依頼するとお金がかかるから悩むなぁ…」という悩みは非常に多いです。確かに業者に依頼すると、1㎡単位で余計に出費がかさむので、面積が広ければ広いほど予算も多く用意しなければいけません。

そこで検討したいのが、人工芝を自分で用意して設置まで行うDIY形式です。これなら大幅に予算を節約できる上に、自分の好きなように施工できるのでメリット満載です。

とはいえ、経験者ならまだしも、施工の素人がいきなりDIYを行うのはリスクがつきもの。万が一失敗したら、再度やり直しで余計な費用がかかる可能性も…。

そんなミスがないように、DIYの注意点や事前に知っておきたいポイントをまとめて解説します。これを読んで人工芝の最適な施工方法が何か、自身のケースに当てはめて判断してみてくださいね。

人工芝のDIYにおける注意点まとめ

DIYをする上で気を付けたいポイントをまとめたので、一つずつ解説していきます。

下地の水はけが悪いと設置できない

人工芝・天然芝に限らず、最も気を付けたいのが施工する環境です。設置箇所、いわゆる下地処理を十分に行わないと、せっかく芝生を敷いても雨によって様々な弊害が伴います。

具体的には、水はけの良い環境であることが重要です。なぜなら、雨水が芝生の下に溜まってしまうと、カビが生えたり土が変形して凸凹してしまうからです。カビは害虫や芝生の劣化に影響しますし、地面が凸凹すれば人工芝の形が崩れて見栄えが悪くなってしまいます。

そのため、施工業者に依頼すれば、転圧機や水はけの良い砂を撒いてくれるなどの丁寧な下地処理を行ってくれるのですが、DIYで行うとなると全て自分で対処しなければなりません。

天然芝よりも見栄えが悪い可能性がある

人工芝は天然芝とは見栄えにおいて大きく異なる点があります。芝葉がどうしても人工物感が出てしまうため、不自然な仕上がりになってしまう危険性も考慮しなくてはいけません。

特にジョイントタイプの人工芝は、つなぎ目の部分が不自然になってしまうので、どれだけ綺麗に整地しても完全に自然な仕上がりとはいきません。

それだけでなく、季節や気候の変化による変色も一切ないので、天然芝のように季節ごとの芝葉の変化を楽しむこともできません。もちろん、常に安定した色を保つのが人工芝の良いところでもありますが、天然芝との大きな違いとして知っておきましょう。

寿命があるため人工芝の交換が必要

人工芝は長くても10年程度で寿命がきてしまうので、定期的な交換が必須になります。交換する際には買い替え費用や施工のコストが発生するので注意が必要ですね。

一方で天然芝はこまめなメンテナンスが必要ですが、手入れをきちんとすれば交換の必要がありません。どちらが良いかは総合的に判断すべきですが、寿命があるのは人工芝特有のデメリットと言えます。

夏場は熱を溜め込んで表面温度が上がる

人工芝はプラスチック製なので、夏場は日光を吸収して表面温度が高くなります。場合によっては裸足で子どもやペットが歩くのが困難なレベルの熱さにも。

芝生そのものだけでなく、庭全体の気温も上がってしまうので表面温度の対策が欠かせません。事前に水を撒いておくなどの対策が効果的です。

気温によって芝葉が伸縮してしまう

芝葉の部分はプラスチック製ですが、土台部分はゴムでできているので伸縮する可能性があります。人工芝は夏・冬の気温変化によって土台部分が伸び縮みすると、シワができてしまうのです。

人工芝にシワができると、形が崩れて設置面に隙間が生じてしまいます。この隙間から雑草が生えたり、つなぎ目が不自然になって見栄えが悪くなったりと、悪影響を与えてしまうので気を付けましょう。

DIYに必要な道具が多い

人工芝をDIYで施工する場合、施工に必要な道具や材料を全て自分で用意しなければいけません。全て自宅に揃っているという家庭なら問題ないですが、多くの家庭がそうではないかと思います。

具体的には、下記の道具が必要です。代用も可能ですが、余計な工数がかかる可能性があるのでなるべく用意しておきたいアイテムです。

  • 人工芝
  • 転圧機・転圧ローラー
  • スコップ
  • 防草シート
  • 山砂
  • 珪砂
  • U字ピン(固定ピン)
  • 養生テープ

これらのアイテムをホームセンターで揃えることは可能ですが、芝生は選ぶのに迷ってしまいます。

転圧機は高価な上、使用頻度が高くないので買うのも躊躇すると思うので、トンボで地面を平らにして対応する人も多いです。少し体力を使いますが、じっくり土を固めることで代用は可能です。

DIYに適した施工ケース

どんな庭ならDIYに向いてるのか?」というのも知っておきたいポイントです。先ほど解説した通り、下地がある程度整っている環境下であれば、業者に依頼しなくても問題ないかと思います。

また、コンクリートでできたベランダなど、設置面積がそこまで広くなくて、水はけを気にしなくてもいいような環境である場合も、施工は楽なのでDIY向きと言えるでしょう。

ただし、排水溝を人工芝が塞いでしまうと雨水が下に溜まってしまうので、カビや害虫が発生する原因となり注意が必要です。

施工業者に依頼した方がいいケース

一方で施工業者に依頼すべきケースは、やはり水はけが悪い地面での施工です。この場合、転圧機を使用して何度も土を固めてから、大量の砂を撒いて下地処理をしなければなりません。

プレス機などを用いて個人で対処してもいいですが、施工面積が広い庭であれば、かなりの重労働になってしまいます。

さらに、砕石や砂利、透水シートなどの施工でより効果の高い排水方法を採用することもあり、専門業者に依頼した方が確実に満足いく仕上がりに施工してくれることも。環境によって下地処理はいろいろな方法があるので、プロに判断してもらった方が長い目で見るとコスパが良い場合もあります。

水はけがいいかどうか判断するには、雨水によって水溜りができてないか、水溜りがすぐに蒸発するかをチェックしておくのも効果的です。

DIYの費用や期間の相場

DIYで施工する際の費用相場は、庭の面積にもよりますが5万円から10万円程度です。人工芝は1㎡当たり5000円くらいするので、施工面積が広ければ広いほどそれだけ費用は大きくなります。施工業者に依頼すると10万円以上はするので、DIYだと約半額程度で施工が可能だと言えます。

次に施工期間について、これは一般的な家庭の庭なら、1日あれば十分足りる程度の工数です。下地処理の手間が大変なので、晴れている日になるべく人手を用意して取りかかりたいですね。

時間がなくて忙しい人は、先に除草作業や石を取り除いておいて、時間のある時に転圧作業を行いましょう。トンボやスコップで地道に転圧作業をする場合は特に時間をかけなければいけません。

DIY用の人工芝の選び方

次に、人工芝を選ぶ上で知っておきたいポイントを解説します。用途や価格、見栄えの良さや丈夫さなど、人によって選び方は様々ですので、ここでは3つの選ぶ基準をご紹介します。

  • ロールタイプかジョイントタイプ
  • パイルの種類
  • 芝生の種類

ロールタイプとジョイントタイプ

人工芝は筒状に巻かれた芝生を伸ばして設置するロールタイプと、正方形の小さな芝生をつなぎ合わせて設置するジョイントタイプに分かれます。施工の手間がかかって大変ですが、広い庭であればロールタイプがつなぎ目も目立ちにくく、一気に敷くことができるのでおすすめです。

ロールタイプの人工芝

一方でジョイントタイプは施工が簡単ですが、つなぎ目が多くて目立ってしまうので、ベランダやちょっとしたスペースに最適。価格も安価な商品が多く、細かくカットして形状を柔軟に調整できるのもメリットです。

ジョイントタイプの人工芝

パイルの種類

パイルとは芝生のことで、長さやデザインのバリエーションが豊富です。ショートパイルは安価で手軽に選べるのに対し、ロングパイルはリアルなデザインと柔らかい肌触りが特徴的です。パイルは予算に応じて最適な商品を選ぶと良いでしょう。

また長さだけでなく、芝生の密度にも注目したいです。密度が高ければ芝が倒れにくくなるので、それだけ耐久性が高いという指標になります。

芝生の素材

人工芝の素材によって性質が異なるのも選ぶ上で大事なポイントです。ナイロン製は安価ですが紫外線に弱く、劣化しやすいので耐久性が低いというデメリットがあります。

一方でポリエチレンは柔軟性と耐久性を兼ね備えた丈夫な素材なので、芝生が倒れにくく長持ちします。紫外線に強い芝生も多いので、寿命を少しでも長く使いたいのであればおすすめです。

また、天然芝のようなリアリティを求める方は、色ムラがある芝生の商品を選ぶと良いでしょう。天然芝には枯れたような芝も混じっていて、芝生の長さも不均等なのが特徴的ですが、人工芝にもそのような商品があります。少し値段が高いですが、色や長さにムラのある芝生なら、天然芝さながらの見栄えが期待できます。

施工後に気をつけるべきポイント

DIYで施工した後は、定期的なメンテナンスをしたり、長持ちするような使い方を意識したりすることで綺麗な状態を維持できます。具体的には下記のポイントを意識しておきましょう。

  • 掃除等のメンテナンス
  • なるべく重い物を置かない
  • 芝葉を立たせる
  • 人工芝は熱に弱い

手入れ・メンテナンスで長持ちさせる

芝生の手入れやメンテナンスに関しては、枯れ葉などのゴミをさっと取り除いてあげることで、水はけが悪くなるのを防止できるので害虫の発生も抑止できます。

また、雑草が生えてきたら放置せずに除草しましょう。基本的に人工芝は雑草が生えないように下地処理をしているはずなので、雑草が生えてきたということは何らかの問題が発生しています。水はけが悪くなっていないか、人工芝の隙間から生えてきていないかなど、雑草の原因を突き止めて根本から解決しましょう。

特に多いのが、外部の土や葉っぱを放置すると発芽して雑草の根っこが張ってしまうケースです。ここまでなると対処も容易ではないので、業者に依頼すべきでしょう。いずれにしてもこまめに掃除が欠かせません。

芝生の上に重いものを置かない

重いものを置くと芝が倒れて劣化が進行します。長時間大きな負荷がかかると、芝が元に戻らなくなるので通常よりも早く寿命がきてしまい、その分交換費用がかかってしまいます。

車を駐車したり、花壇やベンチなどの重いたりと、負荷がかかりそうな箇所には注意が必要です。

芝葉を立たせてあげる

よく歩行する箇所では芝葉が倒れやすいので、こまめにブラシでブラッシングをしてあげると人工芝が長持ちしやすいです。

ブラッシングによって水はけ状態を維持したり、綺麗な状態を保ったりという効果もあるので、持っていない人はホームセンター等で購入しておくことをおすすめします。

人工芝は熱に弱いのでBBQや花火は控える

先述の通り、人工芝はプラスチック製なので火によって溶けてしまう恐れがあります。BBQや花火など、庭で火を扱うような行動は控えましょう。仮に火がついても燃え移るわけではないですが、部分的に溶けてしまうためそのまま使い続けることは難しくなります。

どうしても火を扱う場合は、不燃性のシートを人工芝の上に敷くなどの対処をしておきましょう。

人工芝で迷ったら施工業者に見積もりを出してみよう

DIYは予算を抑えて好きなように施工できるという点で魅力ある選択肢だと思います。ただし、適切な施工ができなければすぐに交換しなければいけませんし、景観を損なってしまうと本来の人工芝の目的を果たせず無駄になってしまいます。

少しでも迷う点があれば、無料で見積もりを出せる施工業者に相談してみると良いですね。施工にどの程度の手間やコストがかかるのかを知ることができますし、DIYでやる場合と比較して判断できるので、依頼しない場合でも決して無駄にはなりません。

施工業者に依頼するメリットは他にもあります。特に大きなメリットとして、業者が取り扱う高品質な人工芝を使うことができる点です。例えば、人工芝専門店「芝人」の取り扱う商品は、耐久性が非常に高いプロ仕様の素材なので、強い負荷にも耐えられる芝生を用意してもらえます。

ホームセンターなどのお店では手に入らない独自の商品を業者が適切に施工してくれることで、長く快適に人工芝を楽しめるはず。予算と相談して判断してみてくださいね。

その際は、当サイトイチオシのおすすめ施工業者をまとめた記事も参考にしてみてください。

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