自宅の玄関に人工芝を敷いて見たいという方は、玄関に人工芝を敷くメリットやデメリット、注意しなければならない点など、気になることが多いでしょう。この記事では、玄関に人工芝を敷くメリット・デメリットや、どのような製品が良いかなどをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
玄関に人工芝を敷く理由
まずは、玄関に人工芝を敷く理由について見ていきましょう。
人工芝を玄関に敷く理由としては、見栄えを良くしたい・汚れを目立たせ無くしたいというような理由から、玄関に人工芝を敷く方が多いようです。
玄関に人工芝を敷くことで、さまざまなメリットがありますので、メリットを確認していきましょう。
玄関に人工芝を敷くメリット
玄関に人工芝を敷くメリットについて見ていきましょう。
靴の出し入れが楽になる
人工芝を玄関に敷くメリットの一つに「靴の出し入れが楽になる」という点があります。玄関の下駄箱は、基本的には廊下側ではなく玄関の扉に近い方に備え付けていることが多いため、下駄箱を開ける場合には靴を履いてから下駄箱を開けることが多いと思います。
毎回靴を取りに行くのに靴を履かなければならないことになり、「面倒だ」と感じる方も多いでしょう。
しかし、玄関に人工芝を敷くことで、その部分だけは裸足で歩けるようにあり、玄関の奥にある靴箱に裸足で行けるようになります。玄関の敷地すべてに人工芝を敷くのではなく、一部をカットして歩ける部分を作るだけで、玄関の靴の出し入れがとても楽になりますので、そのような使い方をすることもおすすめです。
インテリアとして
人工芝を玄関に敷く大きなメリットとしては、インテリアとして使えるという点です。玄関は基本殺風景な状況だと思いますが、自宅のインテリアにこだわっている方は、玄関部分も見栄えを良くしたいと考える方が多いでしょう。
人工芝はインテリアとしても活躍します。玄関の殺風景な部分に人工芝を置くことによって緑が映え、アクセントになります。庭やベランダ、屋上などに人工芝を置く場合には天候や環境によって人工芝が劣化したり汚れが激しかったりしますが、室内に置く人工芝は劣化も早くないため、長期的にキレイな状態を保つことができます。
人工芝を利用してキレイな玄関にすることで、出かけるときも家に帰ってきたときも気持ちの良い空間にすることができるでしょう。
玄関の汚れが目立たなくなる
人工芝を玄関に置くメリットの一つに、玄関の汚れが目立たなくなるということがあります。人工芝を置かずにそのままタイルなどのままでいると、靴についた土や砂などがそのまま玄関に付着してしまいます。その汚れが玄関を土っぽくしてしまいますが、人工芝を置くことによって、簡単な汚れは人工芝によって軽く落とされ、人工芝の下に落ちていきます。
また、人工芝は青々とした緑が映えるため、土の汚れや砂などが目立たずにキレイな玄関を印象付けることができます。
人を多く招き入れる方や、キレイな玄関を保ちたいという方は、人工芝を玄関に置くことでキレイな玄関にすることができるため、おすすめです。
玄関での人工芝の使い方事例
次に、玄関で人工芝を利用したいと思っている方に向けて、玄関での人工芝の使い方事例についていくつか事例を見ていきましょう。
下駄箱の下に通路として利用する
先述したように、玄関で人工芝を利用するメリットの一つに「下駄箱から靴を取りやすくする」という点があります。下駄箱の下にカットした人工芝を利用することによって、人工芝を通路として利用することができます。
通路にするメリットとしては、いちいち靴を履かなくても下駄箱に靴を取りに行けることや、靴を置く場所を部屋側に近くない場所においても取りに行きやすいため、靴のたまり場所が一か所に集中しなくても済むという利点があります。
小さなお子様がいる家庭では、子供たちが玄関の下に足をついて靴を取りに行ってしまい、部屋の中が汚れてしまうということがありますが、人工芝を通路代わりに利用することでそのような現象は防げるでしょう。
玄関を全面的に人工芝にする
玄関部分を全面的に人工芝にするという利用方法もあります。
玄関部分をすべて人工芝で敷き詰めることによって、玄関の見栄えがかなり変わります。人工芝を敷き詰めるだけで玄関部分の目に映る大半が人工芝になるため、家に帰ってきたときも家を出るときも清々しさを感じることができるでしょう。
一般的には緑色の人工芝が利用されますが、いまでは人工芝の色もさまざまなカラーが出ているため、玄関部分にちょっと変わったカラーの人工芝を置くという方もいるようです。
例えば、茶色の人工芝やグレーの人工芝を敷いて、自宅のインテリアに合わせるということもできます。
人工芝を玄関に敷き詰めることによって、人を招き入れたときに一番初めに目にする部分となるため、「あ、オシャレなお家」という印象を与えることができるでしょう。人工芝と組み合わせて砂利を敷き詰めたり、植物を置いたりすることによって、より見栄えが良くなるでしょう。
下駄箱の中で人工芝を利用する
下駄箱の中で人工芝を利用するという活用方法もあります。
下駄箱内に人工芝を敷いても人の目につかないところなので、インテリアとしてはあまり意味がないように感じるかもしれませんが、下駄箱を開けたときに緑が映え、靴がおいてあるだけの無機質な下駄箱が、人工芝を敷くだけでとてもキレイな見栄えに変わってくれます。
人工芝を下駄箱内に敷くことは、見た目だけの良さだけではなく、砂などがついた靴をそのまま下駄箱に置いてしまうと汚れが目立ってしまいますが、人工芝の上に置くことで、汚れが目立たずにキレイな下駄箱を保つことができます。
掃除をするときもさっと服だけでキレイになるため、汚れを目立たせない・キレイな下駄箱を保ちたいという方にもおすすめです。
人工芝と砂利を組み合わせてインテリアに
人工芝と砂利の組み合わせは、玄関だけではなく庭やベランダなどでも使用されるインテリアの手法ですが、人工芝の組み合わせとしては、王道と言えるでしょう。
この王道の組み合わせを玄関で行うことによって、殺風景で無機質な玄関のイメージがガラッと変わります。
まるで、ホテルのような玄関を印象付けることができるため、自宅のインテリアにこだわっている方や、西洋風の自宅にしたい方、緑が溢れる自宅にしたい方、清潔感が感じるような自宅にしたい方には特におすすめです。
人工芝と砂利の組み合わせとして特におすすめなのは、白の砂利を利用した人工芝との組み合わせです。青々とした人工芝に、白色の砂利が映え、毎日帰ってくるのが楽しみになるでしょう。
玄関に人工芝を敷くデメリット
人工芝を玄関に置くことは、メリットだけではなくデメリットもあります。デメリットもそれぞれ確認していきましょう。
風水的には良くないということも
玄関に人工芝を敷くことは、風水的には良くないとされていることもあります。風水の世界では、土や水などがさまざまな影響を与えるとされており、土は良い運気を連れてくると言われています。
そのため、人工芝を玄関に置くことで、土の部分をふさいでしまうため、良い運気を止めてしまうという考えがあります。良い運気が止まってしまい、運気が下がると家に住む人にとってもさまざまな影響を与えると言います。このような観点から風水などの考え方に共感を持っている方にとっては、玄関に人工芝を置くことは前向きに考えられないという方もいるでしょう。
また、風水的には人工的に加工されたものは良しとされていないため、人工芝はその名の通り人工的に作られた芝となるため、風水的にはこの部分も良くないとされています。風水を気にされている方にとっては、人工芝は風水的にデメリットに感じるでしょう。
タイルよりも掃除がしづらくなる
人工芝を玄関に敷くことによって、掃除がしづらくなるという点があります。
見栄え的にはタイルのままでいるよりも、人工芝を敷いた方がキレイを保つことができますし、見栄え的にも良いですが、難点としては、タイルの状態よりも人工芝を置くことの方が掃除はしづらいです。
タイルのままの状態では、掃き掃除をするだけで玄関がキレイになりますが、人工芝を置いていると、人工芝自体を拭き掃除することと、人工芝によって靴の汚れが落とされ、その汚れがそのままタイルの部分に落ちるため、人工芝もタイルも掃除をしなければなりません。そのため、人工芝を置く方が掃除は大変になると言えます。
普段から小まめに人工芝を拭いたりしていればそこまで汚れが目立つことはありませんが、定期的に人工芝を外してタイルの部分も掃き掃除などをしなければならないため、この部分をデメリットに感じてしまう方もいるでしょう。
人工芝のデメリットついてはこちらを参照ください。
玄関に人工芝を敷くときの注意点
次に、人工芝を敷くときの注意点について見ていきましょう。
しっかり固定しよう
人工芝を玄関に敷く際には、しっかり固定するようにしましょう。人工芝を固定しないと靴を履いたり脱いだりするときに人工芝がズレてしまい、いちいち隙間を埋めるなどの作業が必要になります。
特にお子様がいる家庭では、子供たちは勢いよく玄関から入ってきて、靴を脱ぐときに力を籠めたりします。その際に人工芝がズレてしまって見栄えが悪くなることもそうですが、そのズレたときにバランスを崩して転んでしまうこともあります。
場合によっては転んでしまってケガをするということにもつながりかねませんので、人工芝を設置する際には、しっかりと固定しておくことが必要です。
定期的に清掃しよう
人工芝を玄関に置くことでキレイな見栄えを保つことはできますが、決して掃除をしなくても良いということではありません。目にはキレイに映っても、人工芝を置いていない状態の玄関と同じように、汚れは溜まっていきます。そのため、定期的な清掃は必要です。
先述しましたが、人工芝を置いていない状態の玄関よりも、人工芝を設置した場合の方が掃除は大変になります。定期的に人工芝を拭き掃除したり、人工芝を外してタイル部分の汚れを掃き掃除や拭き掃除をしたりすることが必要です。
一年に一度の大掃除の時だけではなく、汚れが目立つようになってきたら、人工芝だけではなく、その下のタイル部分も掃除をした方が良いでしょう。
特に人工芝は汚れたまま放置すると汚れが取りづらくなったり、見栄えが悪くなったりしますので、定期的に掃除しましょう。
人工芝のメンテナンスに関することは下記記事にて詳しく解説しております。
玄関用人工芝はどんな製品が良い?
最後に、玄関に人工芝を設置する場合には、どのような製品が良いのか、確認していきましょう。
ジョイントタイプの人工芝
玄関に人工芝を敷く場合には、ジョイントタイプの人工芝がおすすめです。人工芝の種類には、ロールタイプやジョイントタイプなどさまざまなものがありますが、ロールタイプは庭などの広い敷地面に利用する場合におすすめで、玄関のような狭い部分にはジョイントタイプの方がおすすめです。
玄関のような場所では、形状も異なったり、サイズも異なったりするため、形状に合わせてカットしやすいタイプの人工芝の方が設置しやすいでしょう。そのような使い方がしやすいのが、ジョイントタイプの人工芝です。
玄関マット用人工芝
人工芝の中には、玄関用に作られた「玄関マット用人工芝」というものがあります。これは簡易的なもので、こだわりたいという方にはあまりおすすめできない人工芝ですが、簡易的に利用したい、設置が面倒という方にはこのようなマットタイプの人工芝がおすすめです。
こだわりたいという方は、ジョイントタイプの人工芝、簡易的に利用したいという方には、玄関マット用人工芝がおすすめです。
まとめ
ここまで、玄関に人工芝を置く場合のメリット・デメリットや、注意点についてご紹介してきました。玄関に人工芝を設置すれば、見た目もキレイにインテリアとして活躍してくれますが、一方で風水などを気にされる方にとってはデメリットに感じる部分もあるでしょう。
見栄えの良い玄関にしたいという方には、砂利などと組み合わせて設置することで、自宅とは思えないようなホテルのような玄関にすることができます。
人工芝の設置は簡単ですが、長期的に利用したいという方で、インテリアにこだわりのある方は、プロの業者に依頼する方がおすすめです。
人工芝の業者見極めについてはこちらを参照ください。
人工芝を長持ちさせる方法についてはこちらを参照ください。